2013-08-01から1ヶ月間の記事一覧

オーギュスト・ブランキ『天体による永遠』随想

このようにして我々の一人一人は何十億という分身の形をとって無限に生きてきたし、生きているし、生き続けるであろう。19世紀フランスの革命家、オーギュスト・ブランキの『天体による永遠』を読んだ。生涯の大半を獄中で生きた革命家の最後の著書なのに、…

Insomnia, nightmare, and meaning

さて、夜である。出て行こうか、行くまいか。いずれにせよ、今夜は眠られぬものと覚悟せよ。埴谷雄高Twitter / haniya_yutaka: さて、夜である。出て行こうか、行くまいか。いずれにせよ、今夜 ...夏の現場シーズンが終わり、今日から平日の仕事が始まった。…

suitor to a season (summer)

ずっと付けっぱなしのクーラーを、ふと我慢してみた。俺の部屋は五階だから、風はよく通る。外はそこそこ涼しいようなのだが、室温計が32℃から1ミリも動かない。 俺はいま、エレベーターもない五階に住んでる。一日熱せられた屋根が冷めないのだろう。屋上に…

俺はソイ派

身体の疲れが抜けない。171cm54kgの俺の身体には重作業はいつもぎりぎりだ。激しいのが3日続くと、半日以上寝込む。うちの親方のやり方が、3日働いて1日休むという昔の職人のスタイルだったからかもしれないが。このところ、食事は、いっしょに仕事をしてた…

ただの一日、34回目の

たまたま、行けばやることが方々にあった。汗と泥まみれの日々。ここしばらく、労働しながらあちこち泊まり歩いている。剪定、工作、解体、搬入、掘削、設置…どれも別に上手くはない。俺はひょろひょろで腕力もない。そういうのにほんの少し慣れてるだけだ…

土間、切腹、はたらくくるま

また俺は批難されているらしい。こうなったのはぜんぶ俺のせいであるらしい。なんのことだか俺にはちっともわからないが、強い不満と敵意を、誰もが俺に抱いているのは確かだ。はいはい、そうっすよ。悪いのは全部俺っすよ。俺は破れかぶれになる。ざけんな…

Pass to the usual nightmare

俺は追われる。命を狙われている。俺を追う奴は、ダースベイダーに似た黒い甲冑の奴、ヘルレイザーのピンヘッドの釘の代わりに、千切った和紙をびっしり顔面に貼ったような奴など。細部は一定しないが、大抵わかりやすい人型をしている。以下、魔王と書く。…

俺の小屋と柵と猛獣

その場で、なぜうまく言い返せないのだろう。そのせいで、そのあと何日も俺は苦しむ。怒り悲しみは身体に悪いし、仕事の邪魔をする。本すら落ち着いて読めやしない。問題 感情は、理性のちっぽけな柵を乗り越えて、俺の小屋を無茶苦茶にする。困る。困るの…

不具合があるからって交換できるわけでなし

俺のつまづきどころ、不具合を列挙する。それぞれに適切な対策があるのだろうが、全て同根のようにも感じる。・計算全般・地図、道・運動音痴、殊に球技・イメージ記憶・碁や将棋の読み、記憶・剪定での枝の読み、記憶・絵を描くとき、線を前持ってイメージ…

The Night Has a Thousand of Eyes

丸くて光るものがダメだったことがある。ある晩、大学からのチャリンコでの帰り、ふとパチンコ屋の壁に並ぶ不恰好にでかくて丸い照明のひとつを見て、なんとも嫌な感じがした。思わず目を逸らしてから、こんなのは馬鹿げてると思った。でも、もう一度見るこ…