お正月 VS 2年前

割と嫌がってみせたのに、それでも友人が来るというので今日は主に家の掃除をしていました。気を使うような相手でもないけれど、うちは基本的に非人道的レベルで散らかっているのでこういうことはとても面倒です。この年末年始はそれをだいぶ整理した。ついでに今日は、夏だったかに二日酔いで転んで壊したままだった卓袱台の脚も修理しました。

木ネジの穴が馬鹿になった時は、まず元の穴より太いドリルで穴の形状を整えます。それから接着剤を流し込み、直径の合った丸棒を打ち込んで埋め木にする。出過ぎたぶんをあとから削るのは面倒なので、見えなくなる箇所なら埋め木は短かめが良いです。接着剤が固まったら、元の穴より細いドリルで下穴を開け直し、もげた部品にも接着剤を塗って、ネジでがっちり止めれば完了。我ながら悪くない出来で、この作業はそれなりに楽しかった。

それで、いまこの部屋の床には木片やドリルや刃が剥き出しのナイフが落ちている以外は何もありません。落ちているもののジャンルが揃っている。過去2年くらいでいちばん片付いていると言えます。

それでそれでどうなったかというと、結局のところそいつは来なかった。卓袱台が在りし日の姿に組み上がったところでメールがきました。来れない理由をなにやら言っていたけれど、僕からするとそんなのはどうでも良くって、正直なところ、とてもほっとしたのです。

テレビは置いてないし、オーディオは2年くらい前から壊れています。こたつやソファは目障りで2年くらい前に棄てました。(2年前になにかあったのかしら)

なんにせよ、どう見てもこの部屋には他人が寛げる要素がないのです。ここに誰かが来るとしたら"コンテンツ"(いやったらしい言葉です) は何の話柄も持たない僕しかない。これは双方ともに荷が重すぎるというものです。それに僕は、相手がどんなに親しい人であっても、誰かが家に来るとその痕跡が消えるまでなにかイライラしてしまって、落ち着いていられないのです。そういえば、最後の来客も2年くらい前だった気がします。