近況として

先日急に、七月の一ヶ月間、小さな飲み屋で絵を展示することになった。今はそれに向けた制作をしている。

場所は狭く暗く雑然としていて、お世辞にもいい展示空間と言えない。しばらく絵を人前に出すことをしてなかった所に話が来たので、とりあえず受けたが、下見で久々に店を訪れてその狭さに少し眩暈がした。
空間に依拠した形式で描くことも余程考えたが、時間的に今回は困難だ。それで小さなタブローを制作している。あの場所で、絵を真面目に見る人間なんているのかな。まあ、いなくても良い。今回のは展示が目的ではない。制作のほうに自分を追い込むこと。

これだけ集中して制作するのは、いつぶりだろうか。昼間は普段通りの仕事、制作は夜中に起きてやるしかない。充実した日々だが、体力的には本当に苦しい。得るものがあれば良いが。